「Krush.82」11.5(日)後楽園 金子晃大、プロ無敗の超新星が-53kgのベルトに手をかける!「無敗のままチャンピオンになりたい。ここからが本当の勝負です」
11月5日(日)東京・後楽園ホールで開催される「Krush.82」の[Krush -53kg次期挑戦者決定戦/3分3R
・延長1R]で出貝泰佑と対戦する金子晃大のインタビューを公開!
――今回、挑戦者決定戦という形で今までにないチャンスが訪れました。最初にオファーを受けた時はどんな気持ちでしたか?
「もう来たかって感じですね。自分的にはあと2~3戦やってからかなと思っていたんで」
──金子選手はプロ戦績4戦4勝3KOですが、ここまでの試合を振り返っていかがですか?
「あと1個KOできてれば全KOだったんで、それがちょっと…ですね。なんか中途半端な感じがして悔しいっす」
――とはいえ-53kgという最軽量級でこれだけKO率が高い選手はなかなかいないと思いますよ。
「なんでだろう…KOってそんなに出るもんなんですかね(笑)? まぁ、まだデビューして最初の方だからだと思いますよ。相手が強くなったり、タイトルマッチとかになると難しいんじゃないですか(笑)」
──金子選手はあまり物事を深く考えないほうですか?
「いやいや意外と考えますよ。でもパッと考える、みたいな。余計なことは考えないで」
──金子選手が格闘技を始めるきっかけは何だったのですか?
「ちっちゃい頃は水泳をやっていて、中学生ぐらいでやめたっす。水泳は親にやらされてたみたいな感じで。そしたら友達がキックボクシングをやっていて、蹴りを使うのがかっこいいなと思って、自分も地元のジムに入りました。まあでもそんなに真剣にはやってなかったっすね」
――とりあえずジムには所属していて…程度ですか?
「そうっすね。でもある日ジムに行ったら、会長に勝手にアマチュアの試合に申し込まれてて(笑)。で、友達も試合を見に来るって言ってて、それで負けたらダサいから結構頑張って練習したらKO勝ちしたんですよ。そしたらまた会長にアマチュアの試合を申し込まれて、それで5試合くらい勝ったんです。で、俺もしかしたら格闘技でいけんじゃねえかな?と思って、Googleで『強いジム』みたいなのを検索したら、Yahoo!知恵袋に『シルバーウルフは強い』って書いてあって、なんとなく名前を聞いたことあったし、名前が一番強そうだったんで、シルバーウルフに入りました(笑)」
――そこで選んだんですね(笑)。入会当初からプロ志望だったのですか?
「はい。ジムに見学に行った時にアンケートみたいなやつに『プロになりたい』って書いたら、プロ練に参加するように言われて。それでプロ練初日に(戸邊)隆馬くんとスパーやって、ボコボコにされたんです……けど、意外とそうでもなかったというか、『何カ月かしたらいけんじぇねえの?』と思ったんですよね(笑)。それで本腰入れてやろうと思いました」
──金子選手は自分のどこをファイターとしてアピールしていきたいですか?
「僕はバランスのいい選手を目指しているんで、蹴りもパンチもどっちでも倒せて。で、相手の攻撃をもらわなくてっていうスタイルを目指していきたいです」
――今大会で挑戦権を争う対戦相手の出貝選手にはどんな印象を持っていますか?
「結構戦績はあるんですけど、なんか勝ち負けが半々ぐらいじゃないですか? だからまぁ…そんなに何も思わないですね。僕もまだそんなに強そうな選手とはやってないので、どんぐらい強いのかなっていうところでは自分としても楽しみっす」
――このままプロ無敗でチャンピオンになりたいですか?
「そうっすね。無敗のままいきたいです」
──金子選手はアマチュア時代に現王者の軍司泰斗選手と試合をして負けていますが、プロで借りを返したいという想いはありますか?
「あります。でもあの時はそんなに練習してなかったんで、ここからが本当の勝負っすね」