木村との防衛戦まで2週間を切り、塚越は「今はかなり疲れているので、コンディション的にはこれからですが、前回は試合前に怪我したこともあって、怪我に気をつけながら、その中でもいいパフォーマンスができるために最高の準備をしてきました。これから疲労を抜いて準備を進めていきたいと思います」。
公開練習では疲れがありながらもキレのあるワンツーと左右のミドルを繰り出し「この疲労感でこの動きで、自分の中ではイマイチだなと思うんですけど…疲労がとれていいパフォーマンスができる姿も頭の中にイメージできているので安心しています」と仕上がりの良さをアピールした。
また今回は王者として挑戦者・木村を迎え撃つ塚越だが「チャンピオンは自分ですけど、今回はチャンピオンにして最大の挑戦です。そのつもりで練習してきました」。数々のKOを生んできた木村の攻撃力を「今まで対戦してきた相手の中でもトップ」と警戒しつつ「そこにどう打ち勝つかを考えるのもワクワクする。この試合を通じて、自分がどれだけ成長できるかも楽しみです」と気持ちをたかぶらせた。
「Krushのベルトを獲ってチャンピオンとしての姿勢だったり、ベルトは僕の想いもすごく入っているけど、応援・サポートしてくれている人の想いも全部詰まっています。試合ではそれを持っているのがチャンピオンだぞというところを見せたいです。ベルトを獲ったことでプレッシャーもあるんですけど、ベルトに乗っかっている思いがあるので、その分、強い気持ちで戦えるのは間違いないです。
(どんな試合を見せたい?)そこはもう僕と木村選手が試合をすれば客観的に見ても面白い試合になります。お客さんには『期待してください』と言いますが、僕はどんなカッコ悪い試合でもいいからベルトを防衛することだけを考えています。(ベルトを獲って)もうすぐ2年になるんですけど、ずっとベルトと戦ってきたんで、ベルトへの想いはどんどん強くなっています。このベルトを持って、防衛記録も更新したいですし、戦いたい相手もいます。そういう意味でもここは絶対に落とせないです」