9月24日(月・休)さいたまスーパーアリーナ・コミュニティアリーナで開催される「K-1 WORLD GP 2018 JAPAN ~初代クルーザー級王座決定トーナメント~」の[K-1 WORLD GP初代クルーザー級王座決定トーナメント・一回戦(3)/3分3R・延長1R]でアンドレ・グロースと対戦する杉本仁のインタビューを公開!
――今大会から本格的にクルーザー級(-90kg)がスタートすることになりました。最初に話を聞いた時はどんな心境でしたか?
「ずっとヘビー級に向けて身体を作っていて、100kgを目指して体重を増やしていたんですけど、なかなか100kgには届かなかったんですよね。その中で90kg以下のクルーザー級が出来たので、自分にとってはベストな階級だと思っているので嬉しかったですね。しかも初代王座を決めるトーナメントのオファーだったので、そこもすごく嬉しかったです」
――杉本選手はプレリミナリーファイトやK-1後楽園大会への出場はありましたが、本戦でK-1さいたま大会に出場するのは初めてですよね?
「はい。昨年11月の初代ヘビー級王座決定トーナメントの時は会場まで見に行っていたんですけど、自分があの舞台に立ちたかったなと思って悔しい思いをしていました」
――元々杉本選手が格闘技を始めたきっかけは何だったんですか?
「ずっと水泳をやっていたんですけど、小さい頃から格闘技を見るのが好きで、いつかやってみたいと思っていたんですよね。そしたら17歳くらいの時に近所にムエタイのジムができて、そこに通うようになったのがきっかけです」
――ではもし近所にジムができなかったら格闘技はやっていなかったかもしれない?
「やってなかったと思います。ただそのジムがしばらくして閉鎖になっちゃって、少し格闘技から離れていたんですよね。でもやっぱり格闘技をやりたいと思って、どうせやるならしっかり練習できるところでやろうと思ってシルバーウルフに入門しました」
――当時から身体は大きかったんですか?
「そうですね。小さい時から大きい方で、ジムに入った頃も80kgちょっとあったので、プロでやるならヘビー級かなと思っていました。ただ自分はそんなにパワーとかがあるタイプではないので、スピードやコンビネーションがが武器だとは思っています」
――杉本選手はハイキックでKOしている印象が強いのですが、いつからハイキックが得意になったんですか?
「ハイキックは格闘技を見ていた頃から印象に残っていたというか。ずっとミルコ(・クロコップ)選手が好きで、ハイキックで倒すのがカッコいいなと思っていたんですよね。それでジムに入った時にハイキックを練習していたら、いつの間にかハイキックを蹴ることが出来るようになりました」
――シルバーウルフは強い選手がたくさんいますが日々学ぶことは多いですか?
「そうですね、みんな自分よりも体重が軽い分、動きが速かったりテクニックもあるので、そういう部分は勉強になります。もし周りがヘビー級の選手ばかりだったら今のようにスピードやコンビネーションを活かすスタイルにはならなかったと思うし、今の自分のファイトスタイルはシルバーウルフで作られたものだと思います」
――トーナメント1回戦ではイギリスのアンドレ・グロースにはどんな印象を持っていますか?
「ちょっとしか映像は見ていないんですけど、手足が長くて、結構アグレッシブな感じだったので、自分とやれば噛み合うんじゃないかというのはあります。トーナメントなのでなるべく早めに倒して、僕は上原誠選手がいるブロックなので、準決勝で上原選手と戦えたらいいなと思います」
――K-1のベルトに対しての思いはいかがですか?
「今までプロでベルトに絡んだ試合がなくて、これが初めてなので獲りに行きたいです。また重量級は軽量級に比べて選手層も薄いので、チャンスもそんなにないと思うんですよね。だからこのチャンスで必ずベルトを巻きたいと思います」
――では改めてクルーザー級でどんな試合を見せたいですか?
「今自分は4試合連続KOで勢いに乗っています。この勢いのままトーナメントで試合を組まれたということはタイミング的にもベストなので、このままトーナメントを優勝したいと思います」
↧
「K-1 WORLD GP」9.24(月・休)さいたま 杉本 仁 インタビュー
↧